ジュマンジを思わせる魔法の体験を描いた作品。
コメディ作品と言えばそうだが、親子の絆を取り扱った感動させる作品です。
ではあらすじなどを

主人公ラリーは息子のニックと二人暮らしをしているが
なかなか定職に就けず、離婚した母の新しい父親の方がいいようです。
息子のニックに認めてもらうべく、博物館の警備員として
頑張って働くことになりましたが、
その博物館は夜になると、展示物が魔法の石版の力でひとりでに動き出す
という秘密がありました。
さらに、この博物館の別の警備員達が何やら怪しい計画を密かに進めていました。
果たして、ラリーは博物館を守ることができるのか。

作品の内容からして大ヒットを狙ったわけではない事は分かります。
しかし、話題を呼んで大ヒット。一部の客層を狙った映画ではなく
ファミリー映画としての作りはとても良く
ギャグだけではない、主人公を中心とした家族との絆が描かれているのが
ファミリー映画の真骨頂なので、そこが多くの層に受けた要因でしょうね。

博物館というネタの倉庫を上手く活かして、
笑いを誘うのはピカイチだと感じました。
映像だけでも十分に笑えるシーンが用意され、
老若男女に対応したネタを盛り込んでいるのはすごいですね。

しかし、自然史博物館という設定ですが自然史にあまり沿っていない気がします。
ただの人の歴史なる人形なども展示されているのでそこは矛盾していますね。
最後も無理矢理終わらせた感があるというか、
子ども向けに終わったって感じがしました。
ギャグ面での演出はすばらしいのですが、途中で飽きてきそうですね。
もう少し展開をよくして欲しかったとは思います。

ファミリー映画としては十分な作品でした。
しかし、1人で見に行ったら単調な場面で熱が冷めてしまうかもしれません。
お子様がいる方はぜひ見て頂きたい作品ではあります。
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