1981年に製作された同名作のリメイク作品で今日の最新CG技術をふんだんに使った
演出と若手の監督が手がけた事で有名になりましたね。
さらっとあらすじ。

古代ギリシア。神々の王であるゼウスは人間を創り、崇拝と愛を糧に
不老不死を得ていました。
しかし、神々に人間たちは反旗を翻しますが、
ゼウスは兄であり冥界の王のハデスを人間界へ解き放ってしまいます。
かねてより神々を侮辱していたアルゴス国王と王妃の前に現れたハデスは、
10日後の日蝕に海の魔物・クラーケンを放ち都を滅ぼすと言いました。
滅ぼされたくなければ、王女・アンドロメダを生贄に捧げろと要求してきますが、
クラーケン討伐の命を受けたペルセウスは、
神の血を引く者として世界の存亡をかけた戦いに挑むのでした。

神話をモチーフにした作品で、かつリメイク作品という事で
様々な期待が寄せられた作品だと思います。
全体を通して神話チックな印象が見て取れて、CGをふんだんに
取り入れたこともあり雰囲気は十二分に伝わってきます。
物語自体は先が見えてしまっていますが、
それを補うバトルシーンと迫力あるCG演出はとてもよかったです。
冒険モノにお決まりの勇敢な主人公とジョークを挟んだり、不仲な仲間達など、
王道を貫いているのも神話をモチーフにした作品としては良い点だと思います。

良い点でも言ったところですが王道を描いているあまり、
物足りなさをカバーできる要素があまり無かったのが不満ですね。
CGなどはあくまで演出と雰囲気を伝えるモノとしてつかわれていましたが
物語全体はテンポがあまり良くなく、怪物が出てきてピンチになりつつ勝つ。
という繰り返しなので飽きてしまいます。
それにあまり主軸となるテーマもはっきりと見えてこなかったのもマイナスですかね。

3D上映されたようですが、製作上、後から付け加えた作りをしているらしく、
3D映画としての評価は良くないようです。
しかし、「面白い映画」というより「良く作っている映画」
と思ってみるのが良さそうですね。
鎧などは日本のマンガ「聖闘士星矢」がモチーフになっているようで、
武器などの作り込みに熱が感じられます。
'81年度版を見ていないのでどっちがいいのかわかりませんが、
昔の作品だったとしてもあまり変わらないように思えますね。
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