10年以上も前の映画で結構話題になっていましたね。
アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、助演男優賞、助演女優賞
にノミネートされ、数々の映画評論でも、見ておいた方がいい、
といわれるぐらい優秀作です。
ではざっとあらすじ

児童心理学者である主人公「マルク・クロウ」宅に
10年前にカウンセリングを施した「ビンセント」という青年が現れ、
「自分を救ってくれなかった」と恨み節を言い放ち、発砲。
その後自身も自殺してしまいます。
この事実を受け、本当はビンセントを救えていなかったことに気付いてしまいます。

それから1年後。
マルコムはあの事件を引きづり、妻との間にも蟠りが生じていました。
妻は別の男と不倫し、自分はそれに苛立つ日々が続きます。
そんなある日、ヴィンセントとよく似た少年「コール・シアー」に出会います。
コールを救うことができればビンセントと今の自分を救えるかもしれない。
コールに受け入れて貰おうとするマルコムの姿に
コールはだんだん心を開いていきます。
そして1つの秘密を打ち明けます。
それは死者が見えてしまい、ずっと怯え続けていました。
この能力のために、コールは学校で避けられ
母親とも上手くいかなくなっていました。
その話を聞いたマルコムは最初、半信半疑でしたが、
次第に受け入れるようになり、死者がコールの前に現れる理由を
解明していくのです。
ざっとこんな感じ

死人が見えるという事でアクションが多いものなのか
とも思いましたが、そんなB級映画の表現を想像した事自体
恥ずかしかったです。
10年以上前に作られながら
未だに名作といわれているだけのことはありました。
中には何回も見るという方もおり、その理由もうなずけます。
違った視線や解釈、気付きもあるのでその分楽しめるんですね。

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最初は物語が静かに進んでいくだけで
特に名作な感じはしませんでしたが、
最後に魅せる仕様なのか終盤は大いに大興奮しました
実はその静かに進んでいく中にも数多くの布石がしかれていたんですね。
勘のいい方は気付くかもしれません。
そこが何回も見直してしまう魅力なんでしょうね。

随所にホラーシーンがありますが
演出がよく効いていたのでとても良いポイントで
さらに、人間の心理的効果を突いた演出も見受けられます。
製作陣にとても優秀なスタッフがいたことと
良いチームワークだったんだなと思えます。

主要人物はマルコムとコールですが
その二人にスポットをあびせ、心情を上手く描いているな
と感心させられます。
それに役者の演技もすばらしかったです。
目で見せる演技、仕草や行動、
ナイーブな人物をとてもよく表現できていて
見ているこっちも繊細に見ている気がします。

とにかくこの映画説明だけでは言い表せませんね。
「観せる」ということにこだわった作品だと思います。
細かい所にも気を配り、見ている方を上手く引き込んで落とす
というのが随所に散りばめられていて、飽きません。
さすが名作!
しかし、「シックス・センス」というと第6感という意味ですが
あんまりそんな感じはしませんでしたね。
どちらかというと、心霊能力というか超能力の類いだと思いますが。
まあ見終わってからそう思いますが、別にどうでもいい事ですよ。